ホールとキッチン変更したい?ストレスを抱えている飲食店バイトたち – 主婦のブログ食堂
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ホールとキッチン変更したい?ストレスを抱えている飲食店バイトたち

hall or kitchen change

面接で「ホールとキッチンどちらがいいですか?」と聞かれて自分で決めたのに、いざ働いてみると「思っていたより大変」「キッチン(ホール)の方が楽だったかも?」「ホール(キッチン)の方が楽しそう」などと悩んでいる人は多いです。
私はどっちも経験したことがあるので、良い面も悪い面も知っています。「ホールの仕事」と「キッチンの仕事」内容は違うので、今自分の仕事に不満のある人は、この記事を読んでから変更を決断して欲しいと思います。
「となりの芝生は青く見える」ということわざ通り、知らなかったこともあるかも知れませんよ。ご参考にしていただければと思います。

ホールからキッチンに移りたい人へ

キッチンの仕事は、厨房内での作業となりますので、接客はフロアの人に比べると少ないです。
料理の手順を覚えたり、洗い物を担当したりします。

キッチンの嫌なところ

◆暇な時間帯がない  

キッチンの仕事は、食材の準備・下ごしらえなどの作業をしておかなければならないため、お客さんが少なくても決まった仕事が沢山あります。いつも時間に追われる感じです。

【キッチンの声】

「お客さんが少ない時はフロアの人いいよね。こっちは急いで準備しておかないと間に合わないから、朝から野菜切って肉切って下処理して急げ~!!ってなってます。料理提供終わったら大量の洗い物がどんどん溜まってくるから息つく暇無し」

◆包丁で手を切る。揚げ物や熱湯でやけどをする。

大量に食材を切るので、気を付けていても包丁で手を切る人がいます。
包丁が苦手な人は特に注意。
大量調理するお店では、専用のカッターなどの機械を使っているところが多く、使いなれていない器具で指を切断してしまった!!なども実際にあります。

からあげ、とんかつ、天ぷら・・・揚げ物を取り扱っている店は、たっぷりの油に両手でどんどん大量に投入するので、初めての人はとても怖がっています。油はもちろんはねますのでやけどは多々あります。

【キッチンの声】

「しょっちゅうやけどしてます。昨日も油がはねて目に入りそうになりました!!」
「熱くなったカレー鍋を触ってしまい、やけどをしました」
「包丁で爪ごとスパッと切っちゃいました」

◆洗い物が気持ち悪い

人の食べた残飯をさわります。とても汚いです。
大量のお皿やお椀についたものをこすって残飯を落とし、洗浄機にかけます。
半端ない食器が次から次へと運ばれてくるので、ものすごいスピードで洗わなければなりません。
顔や体に残飯が飛び散ります。潔癖症の方には向いていないです。

【キッチンの声】

「初めて洗う時、これ素手で触るの?て思いました。手袋してもすぐ中に水が入ってしまうので一緒ですね」
「手荒れがひどいです。あか切れで洗剤や、アルコール消毒が、めちゃくちゃしみます」

◆調理過程が覚えられない、ミスをする

新メニューや調理方法、味付け、使用する食材変更など、日々変わります。
そのたびに確認し、間違いの無いように頭に入れて作業を進めなければなりません。
間違えたから最初からやり直しはできません。
出来て当たり前、間違えたら取り返しがつかないので、頭や神経をつかいます。

【キッチンの声】

「先日、温め直す時にカレーを焦がしてしまい、30人分のカレーを提供できなくなりました。
謝ってすむ問題ではなく、冷や汗がでました」
「20人分の料理を運ぶ時に、重かったので気をつけてはいたのですが、段差につまづき、床に料理をぶちまけてしまいました。掃除も大変で泣きたかったです」

◆テイクアウトが怖い

ただでさえ時間に余裕のないキッチンの仕事。
容赦なくテイクアウトの注文は入ります。しかも忙しい時に限って注文入ります。
手伝ってくれる人もいない中、〇分以内に取りに来る!!焦りますね。

【キッチンの声】

「うちはUber Eatsをやっているんですが、1度に10人分の注文があった時は、間に合わなくて、配達の人がイライラして待っていました。申し訳なかったです」
「お客さんが何分で出来る?待ってるわ。と言われて焦って作りました。それで、タレを入れ忘れてしまい、後でお客様から電話がかかってきました。そしてお家まで持って行って謝罪しました。テイクアウト怖いです」

キッチンからホールに移りたい人へ

ホールの仕事は接客です。お客様の注文を受け、お料理を運ぶ。お客様の対応、電話の対応。フロアの掃除や管理もしなければなりません。
そして、レジを使いこなし会計処理をします。クーポンや割引きの確認。
売店商品の管理。ポップ掲示、チラシ、クーポンを配ったりもします。

フロアの嫌なところ

◆レジが難しい

フロアに配属されて一番最初に難しいと感じるのは ”レジ” の使い方ではないでしょうか。
最近は、支払い方法が複雑になっており、現金以外にクレジットカード・プリペイドカード・電子マネー・QRコード決済があり、それぞれ色んな種類があります。
それプラス、ポイントカードでポイントをつけたり利用したり、割引券やクーポンの使用など、お客様の支払い方法も多種多様となっています。

【フロアの声】

「レジを覚えたての頃は、お客様を目の前にして、ものすごく緊張します。もたもたしていたら、お客様の不機嫌な顔が気になって上手くできませんでした」

「おつりを間違えて少なく渡してしまいました。それに気付いた時はお客様はもう帰られていたので、その後いつ電話でクレームになるかヒヤヒヤしました。結局お客様から連絡は無かったので申し訳ない気持ちでいっぱいです。今でも気になります」

「レジがなかなか覚えられず、いつまでも先輩に聞いていたのですが、聞こうと思った時に先輩もお客様対応に追われていたので、そのお客様をずっと待たせてしまいました」

「レジ閉めの時、お金が合わないと言われた時、自分じゃないかといつもヒヤヒヤします」

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◆お客様のクレーム

嫌なお客様はいます。「お客様は神様です」と思いたいところですが、こちらも感情をもった生身の人間です。理不尽なことで文句をいうお客様に、頭にくることがあります。

料理のオーダーを聞き間違った。持ってくるのが遅い。
料理に異物が入っていた。
他のお客様が料理コーナーでマスクをしていなかった。
ジュースが出てこない。
虫が店内にいる。冷房が寒い。
あっちのテーブルがよかった。横の人がうるさいので別のテーブルにうつりたい。
笑顔がない。態度が悪い。
などなど・・・・クレームは数えきれません。

【フロアの声】

「お客様が途中であっちのテーブルに移動して。と簡単に言うのでイラッとします。こっちはテーブル番号を変更して伝票を書き換えたり、テーブルの物を移動したりしないといけないので、忙しい時本当に困ります」

「こっちの方が早くテーブルに着いたのに、後から入ってきたお客の料理が先にくるのはどういうことか!!とお怒りが。私はできた料理から運んだだけなのに・・・申し訳ございませんと謝りました」

「ハエが飛んでいるのでなんとかして!!と言われるのですが、空中を飛んでいるハエを捕まえるのは至難の業です」

「とてもその日は忙しく、あちこちのお客様に同時に対応しなければならなかったので、対応が遅れたお客様から、それがお客様に対応する態度か!!と延々と説教された。1人で対応無理です」

◆電話の応対が緊張する

電話の応対はとても重要です。
メニューや価格、支払い方法、営業時間、場所の確認など幅広く質問されます。
お店のことを知っておかないと答えられません。

特にご予約の電話は、聞き忘れ・聞き間違いで後々、大きなクレームになりかねません。
クレームの電話もたまにありますので、そういう方は最初から機嫌がとても悪いので、特に注意が必要です。

【フロアの声】

「ご予約のお客さまのお名前と日時は聞いていたのですが、人数を聞き忘れてしまいました。電話を何度もかけましたがつながりませんでした。到着したら大人数だったので、店長に叱られました」

「家でレシートを見返したら間違っていた。どうしてくれるんだ!!とお怒り。私がレジをしたわけではないのに勘弁して欲しい」

◆割引やクーポン、キャンペーンがややこしい

最近、QRコード決済を利用したら30%戻ってくるとか、グルメサイトのポイントを使用する、プレミアム商品券が使用できるかなど、期間限定でのサービスがころころと変わります。
それプラス、お店独自の割引やポイントカードなど、理解していないとだめです。

【フロアの声】

「サービスが多すぎて、全部把握するのは大変です。先日も国が決めた限定の割引券が始まったのを知らずに、使えませんと言ってしまい、いつクレームの電話がかかってくるかドキドキします」

「レジで割引き券の併用ができないと思ったら、後でできることを知り、やってしまった!!と反省」

「クーポンの詳細が小さすぎる文字でずらずら書いてあって見えづらい!!使ってしまってから期限が切れていたことに気付きました」

◆体がしんどい

とにかく体力勝負です。お客様のご案内とメニューやシステムを説明する。
お客様の料理を運び、食べ終わったテーブルを片付け、テーブルや床などを拭く。
お客様がお会計するなと思ったらレジまでダッシュ・・・

喋って、動いて、それが延々と続きます。水分を摂る暇も、トイレに行く暇もないくらいです。

【フロアの声】

「すごく忙しい日は、お茶を飲む暇もないです。夏に熱中症のような症状になってヤバいなと思いました」
「足と腰が痛くて、学生の部活並の運動量かもしれません。体調が悪いときはきついです」

フロアとキッチン変更したいと伝える前に・・・

どうでしたか?フロアとキッチンの嫌な部分結構ありますね。

実際にフロアで働いている方、キッチンで働いている方に聞いてみましたが、どちらも不満に思っているのか話が止まりませんでした。皆さんかなりストレスが溜まっているようでした(^_^;)

結構不満たらたらだったので「何でポジション変更してもらわないんですか?」と聞いてみたら、「だって、また1から新しいこと覚えるの嫌だもん。せっかく今の仕事覚えたのにね。馴れた仕事の方がいいわ」と言ってました。

なるほど。楽になるかもしれない未来より、目先の努力が嫌ということなんですかね。

「あっちはあっちで大変かもしれないし、ポジション代わって今よりもっと嫌だったら困るしね」

と言っていた人は、どちらも大変な部分があることを知っているのでしょうね。

フロアからキッチンへ、キッチンからフロアへ移りたいと思っている人は、そこで働いている人の人間ウォッチングをた方が良さそうです。よく考えてから判断した方がいいかもしれません。

「隣の芝生は青く見える」だけかもしれませんよ。

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