調理補助の仕事は、調理師の補助的レベルなので「私にもできるんじゃないか」と初めてのパートに選ぶ主婦の方は多いと思います。でもいざ仕事をしてみると思っていた以上に覚えることが多く、作業スピードを求められ、体力も必要なので慣れないうちはしんどいと感じる方が多いようです。「やめたいな。。。」と思った方、私が実践していた方法で頑張ってみませんか?
《目次》
濡れても大丈夫なメモ帳があるの知ってる?
何度でも書き直しできる100%防水紙なので調理場に最適♬
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家政学科栄養士のコース2年を卒業後、栄養士免許取得。
その時1週間の実践研修が某大手銀行の厨房でよくわからないままスタートし、
たまねぎ段ボール1箱包丁で泣きながら剥いていたのを覚えています。
怖い調理師のおじさんとピリピリムードのパートのおばさん達に圧倒されました。栄養士のお姉さんは「みんな忙しいから仕事中は怖いけどほんとはいい人達よ」と教えてくれたけど、未熟な私は「栄養士なんて嫌だな」と思いました。
学生の時に2年パン屋さんで調理と販売のアルバイトをしていました。
学生だったのでそこまで重要な仕事は任せてもらっていなかったように思います。
ドーナツを業務用の天ぷら油で揚げて砂糖をまぶしたり、パンをカットしてクリームを挟んだり、サンドイッチを作ったり。サンドイッチは卵をゆでるところからパンのカット・包装までで。
パートのおばさん達によくおごってもらいましたね。楽しかったです♪
その後、私は栄養士研修の恐怖感から栄養士にならず、一般企業のOLとなりました。
再び調理補助で働きだしたのは、結婚出産を経て子供の手がかからなくなってからです。
某大手メーカーの社員食堂で5年働く。調理や新メニュー開発、事務仕事やPOPを作って宣伝も担当。
客数500人、臨時のパーティの準備もありました。
他にも介護施設で介護食の調理・配膳、食品会社で食品の菌検査も経験したことがあります。
現在は大手チェーン店で調理補助のアルバイトをしています。
全部がマニュアル化されていて、マニュアル通りに調理します。専用アプリがあるので写真付きの手順を家でも確認できるので予習復習に活用しています。私が仕事をすぐに覚えられたのはこのマニュアルを何度も見て頭にたたき込んでいたからだと思います。大手の会社はマニュアル化されていて、初めて調理補助をされる方はこういうところで働いた方がいいかと思います。逆にいうと料理が好きな方はマニュアルにしばられるのでおもしろくないと感じるかも知れません。
調理補助の仕事は、働く場所や自分の担当するポジションによって違います。
盛り付けだけだったり、下処理や簡単な調理を任せられるところまでいろいろです。
洗い物や片付け、清掃はほとんど調理補助の仕事です。
発注を任せられることもありますが、入ってすぐの新人さんにはさせないと思います。
メインの部分は調理師さんが作るので、下ごしらえの部分を練習しましょう。
家庭料理ができる人は包丁が使えると思いますが、苦手な人は練習した方がいいです。
たとえば、玉葱の皮むき、ピーマンの種取り、ゴボウのささがき、キャベツの千切りなどの下処理
魚を3枚におろしたり、海老の下処理、貝の砂出し、肉を柔らかくするためにたたいたり。
そして、いちょう切りや短冊切り、乱切りやくし切り、半月切り、乱切り、笹切り、小口切りやみじん切りなどの野菜の切り方の言葉の意味も勉強しておきましょう。りんごの飾り切りなんかもあるかもしれません。なぜなら仕込み表は文字しか書いていないからです。よほどマニュアル化している親切な職場なら写真つきもあるかもしれませんが、ほとんどは文字だけです。
あとは、なすを16等分、トマトを8等分、豆腐を80等分など食材を人数分計算してカットする練習が必要です。
家庭料理と違って大量の数です。客数が500人ほどにもなると永遠とカットし続けることになります。
計算力も必要です。詳しいことはこちらの記事も参考にしてください
→ 調理補助の仕事は大変?仕事内容は?四則計算できないとやばいかも
介護施設ではその手間は半端ないです。
食材全部を細かく刻んだり、すりつぶしたり、ミキサーにかけてどろどろにしたものを片栗粉でとろみをつけたりします。それも1人1人の要望にこたえ、舌でつぶせる固さから流動食レベルまで1日3食分です。介護施設は本当に手間がかけられていて調理補助あっての職場だと感じました。「手間をかけてくださってありがとうございます!!」と伝えたいですね。
「メモ帳用意するなんて当たり前でしょ?」と思うでしょうが以外と調理補助の仕事に初めて来る人で持ってこない人はいます。ほんとに・・・。
今からメモ帳買いに行こうと思っている方は、濡れても大丈夫なメモ帳をご用意ください。なぜなら調理の世界はいつも手が濡れているからです。紙の表紙だとそのうちぶよぶよになっちゃいますから。
私のおすすめメモ帳。
耐水で水に濡れても破れない。書いても消せるので永久に使えるんです。ノートも進化してますね。
濡れても大丈夫なメモ帳があるの知ってる?
何度でも書き直しできる100%防水紙なので調理場に最適♬
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これ便利です。自分専用のマニュアルを作りましょう。
A4サイズがおすすめです。ポケットに台紙が入っていて書類を抜き差しするタイプのファイルです。
濡れた手でめくっても紙は濡れませんので。
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初めての職場は緊張しますよね。最初の1週間はとにかく皆に好かれること!!新人さんは注目の的です!!
見てないようなそぶりの人でも皆見ています。
私はここが一番大事だと思っていまして、調理の世界はスピードなんです。なので何もわからない人にずっと教えている場合ではないので、もじもじしているだけの人は足手まといなんです。じゃあどうしたらいいか・・・
まず初日は大きな声で1人ずつ自分から自己紹介する
「今日から働かせていただきます〇〇です。よろしくお願いします。」
少し笑顔で頭をさげましょう。そのとき制服のネームがあればしっかりと名前を覚えましょう。
名前がわからなければ「お名前を聞いてもよろしいでしょうか?〇〇さんですね。わからないことばかりなのでご迷惑をおかけするかもしれませんが一生懸命がんばりますのでよろしくお願いします。」と言いましょう。
最初は「これをやってね」と丁寧に教えてくれますが、最初だけです。そのうち皆超忙しいのでかまってられません。
わからなければ勝手にやらず誰かに聞きましょう。「ここからどうすればいいですか?」と聞きましょう。
教えてくれた相手が少し離れた場所なら大きな声で皆に聞こえるように聞きましょう。なぜなら近くの誰かが教えてくれるからです。ぼそぼそと喋らないことを意識しましょう!!
よくあることですが皆が忙しいそうにしていて聞く勇気がなく「多分こうだろうな・・・」と勝手に盛り付けたとします。盛り付けが間違っていたら何十個という盛り付けた物を元にもどし、そのお皿を洗い直し、また盛り付けし直しです。味がまざってしまったら料理からやり直し~!!てことになるかもしれません。確認しなかったために周りの人達も巻き込んでしまいます。この時点で「この人は仕事ができないな」なんて思われたら嫌ですよね?
最初は少しでも疑問に思ったら全部聞きましょう。聞かないと損です。恥ずかしがっていると後で痛い目にあいます。
そして教わったことはすべてメモをとりましょう。メモ魔になるのです。「そんな簡単なことメモとらなくていいよ」と言われても「私覚えが悪いのですみません」と言ってとりましょう。私はスマホで写真も撮っていました。
メモをとるよりもおすすめしますが、あまり写真ばかりとっているとよく思われないのでこっそり撮ったり、一応「早く覚えたいので写真撮ってもいいですか?」とか聞いてからにしました。そういうと「そのマニュアル後で印刷してあげるよ」とか言ってもらえたこともありました。
殴り書きのメモ帳と写真があれば家で何度も復習して間違いなく早く仕事が覚えられます。
家に帰ったら必ずその日のうちに別のメモ帳にまとめましょう。
私は写真を撮ったらプリントアウトしてクリアファイルに入れておきました。
おうちにプリンターがある人は実践してください。
調理器具の並び方や食材の保管場所(冷蔵庫・冷凍庫)も写真を撮っておくのがおすすめです。何がどの位置に置いてあるか一日も早く覚えること。
とにかく写真は片っ端から撮った方がすぐ仕事が覚えられます。でも不審に思われないように気を付けてくださいね。
1週間ほどしてくると自分の仕事内容もはっきりわかってくると思います。
「仕事も難しくて思っていた以上に覚えることが多くて覚えられない。ミスもするし向いてないかも」
「怒ったら怖そうな人や意地悪そうな人、愛想の悪い人もいるし自分は嫌われているんじゃないか・・・」と
悩む時期かもしれません。
でもどんな人でも最初は新人さんでした。そこにいる人達はそれを乗り越えてきた先輩達なのです。
みんな大きな失敗もしてきたと思います。でも先輩達は「何回同じこと聞いてくるの?私が新人の頃はもう少し早く覚えたけどね。」とか「もう少し早く手を動かしてくれないと時間までに終わらないでしょ。」とか思っているから態度にでているのかもしれません。
じゃあどうすればいいのか?それはあなたの態度次第です。
そういう人達にこそはきはきと受け答えをしてください。はきはきときれのある声をだすのがポイントです「はい!わかりました!」「教えてくれてありがとうございました!」「なるほど!すごいですね!」「さすがです!」「忙しいのにすみません。助かります。」を連発してやりましょう(笑)
時間とともに礼儀正しく一生懸命な人には心を開いてくれるでしょう。偉そうな人ほど自分に厳しいので他人にも自分のように意識高い系を求めるのです。面倒くさいですが頑張りましょう。
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先にも書きましたが、毎日かかさず復習をしてください。
覚えたら仕事が早くなるだろうなと思うところは、暗記してスムーズにこなせるようにイメージトレーニングをしましょう。例えばこの料理にはこの食器を使うと覚えてください。大きな厨房なら業務用のスチコンや電子レンジなどを使うことがあるでしょう。操作を覚えるのはもちろん食材の温めは何W何分かまで覚えてください。
作業手順もよく考えて効率のよい方法を考えて行動しましょう。何時までにここまで終わらせる。この盛り付けは何分で終わらせる。常に時計を見るくせをつけて仕事をしていると、仕事が終わる時間の予想ができ、時間までに1人で終わるか、間に合いそうにないので手伝ってもらうか早めに判断ができます。新人さんに1人で任せていて時間ぎりぎりで先輩が慌てて手伝うというのをよく見かけます。そうならないためにも早めにヘルプできますよね?
時計をよく見ましょう!!
仕事が慣れてきたら自分が覚えにくかったことや、わかりづらいことありましたよね?
例えば、料理の手順や野菜の切り方、調味料の分量など先輩の方々も「ややこしくて覚えられないよね~」と苦労しているでしょう。
わかりやすくまとめて誰が見てもわかるようなメモや表を作成してあげましょう。それを見やすい位置に貼っておいてあげると自分もメモを見なくて済むし、他の方もスムーズに仕事ができます。「さすが仕事ができるね!」ってことになるかもしれません。
最後に、私が仕事でいつも意識していることをいろいろ書きましたが参考になったでしょうか?少しでもお役に立てれば幸いです。
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